私は、“現代リアリズム”をテーマに研究・作品制作をしています。近年の作品は、全て今ここに在る人間の姿をうつし出したものです。同じモノでも、その時々によって見え方が変化し、新たな要素に気づかされることがあります。変化していく過程、軌跡を追っていくことで、今という時代と向き合っていきたいと考えています。

岩絵具や銀箔等日本画の素材と共に、パステル・アクリル絵具・メディウムなどを用い、新しい表現方法を模索しつつ、現代社会を映す空間を描きたいと考えています。

今、自分の目の前にあるモノの本質を見ることができているか?

その問いを繰り返しながら、今後も新しい試みに挑戦していきます。

 

 

 

津田直子/TSUDA Naoko